MT3.15からWP3.3.2へデータ移行 その1

TAKAがお手伝いしているMovableType3.15(MT3.15)を使ったblogデータをWP3.3.2へ引っ越しする作業が予定されており、予行演習しました。おそらく、TAKAが実行するMT・WP移行作業はこれが一区切りになりそうなので、改めて備忘録的にまとめておこうかという、目論見です。
MTからのエクスポート、WPでのインポートともに順調でした。案ずるより産むがやすし、でした。
イメージは次の通りです。

  1. MTからデータをエクスポート
  2. データをテキストエディタに貼りつけ保存
  3. WP側でインポート

準備として大切なのは、MTからエクスポート(書き出し)した文字データを、一時的にどこに保存するか、つまり、WPがインポートに好都合な文字形式(UTF-8N、UTF-8 BOM無し)のために、どんなテキスト・エディタを使うかですね〜。TAKAは、現在、Meryを使っています。
Mery以前には、TeraPadを使っていました。TeraPadで、一部の文字が?に化けたり、多言語環境に対応できないことがあったりしましたので、最近、Meryに替えました。

さて、Meryの準備ができたら、いよいよデータ移行の作業です。
MTは、バージョン3.15で、バークレイ・データベース(BarkeleyDB)を使っています。

  • MTにログインし、[読み込み/書き出し]→[●●からエントリーを書き出す]

  • 少し待つと、同じ画面にテキスト(=blog記事など、書き出し内容)が表示される。※ここで慌ててはいけませぬ。全件書き出しまでにはちょっと時間がかかります。右端のスクロールボックスが動いていたり、だんだん小さくなっていない、など、完全にデータが書き出されたのを確認してくださいね。
  • 全文をコピーします。キーボード・ショートカットを使い、確実にすべてをコピーします。先頭行から終端行まで、スクロールしつつ青反転させる、という方法は、コピー漏れが起きやすいのでやらない方が良いでしょうね。
    1. 書き出された文字データの適宜なところをクリックし、カーソル点滅させます。
    2. キーボード・ショートカットでの全文コピーは、[Ctrl]+[A](コントロールキーとAキーを同時に押す)のあと、[Ctrl]+[C]で一丁上がりです。
  • Mery を立ち上げ、コピーした内容を貼り付けます。キボード・ショートカットでは、[Ctrl]+[V]で貼り付け完了。
  • Mery にテキストが表示されたら、デスクトップなどわかりやすいところへ保存します。TAKAが設定した、保存の際のオプションは次の通り(これ以外は試していません。悪しからず)。
    • ファイルの種類は、Text(*.txt)
    • エンコードは、Unicode(UTF-8,BOM無)
    • 改行コードは、LF(UNIX)
    • なお、ファイル名は適宜でOKかと…。FTP転送を用いる方法であれば、mt-export.txt にしてくださいね。
    • 別のサーバ(=URL変更、ディレクトリ変更)への引っ越しの際は、貼りつけたテキストのなかで修正する場所がありますので、ご注意を。これについては、改めて記述します。

  • 指定した場所に、テキストファイルのアイコンが現れたら、保存OKで、いよいよ、WPの側で読み込み(インポート)作業を実行することになります。
  • WPにログインし、ダッシュボードの[ツール]→[インポート]→[Movable Type and TypePad]の順に選択

  • WPに、この段階でMTからWPにデータをインポートするプラグインが設定されていないときは、自動的にインストール進行の画面になるので、[いますぐインストール]をクリックします。

  • さて、インポートです。二つの方法があります。
    • デスクトップに保存したファイルを[参照]経由で指定し、実現する方法
    • もうひとつは、WPの指定場所へ、指定ファイル名でFTP転送し、実現する方法
  • 今回は、二番目の方法を選択しました。
    • ファイル名が指示されていますので、デスクトップのファイル名を、mt-export.txt に変更します。
    • FTPソフト(例:FFFTP)で、/wp-content/ デイレクトリに mt-export.txt を転送します。
    • FTP転送が完了したら、改めて[Import mt-export.txt]ボタンをクリック
    • 投稿者名の扱いを尋ねるので、元のままでOKなら[submit]ボタンをクリック
    • インポート進行、そのうち完了

以上です。