十番の常夜灯(岡山市東区西大寺)

日本エクスランの西大寺工場南端あたりに常夜灯があります。

↑正面には「常夜灯」、裏には「寛政六年」の彫りがありました。西暦1794年と思われます。

南から常夜灯を写したもので、右は吉井川、左の低いところは「金岡新田」の東側に沿った部分と思われます。土地が低いのは「新田」の名の通り、干拓地であることからと思われます。自動車が通過中の場所の右側の木の下が常夜灯の位置です。

日本エクスラン西大寺工場の南端あたりが元々あった土地の南端で、それから西と南は干拓地、といわれます。(抹消部分については、追記参照ください。)
上の写真は、政田民俗資料館玄関前にある地域の図です。TAKAが現在の地図と干拓当時の図を重ねてみたい、などと思っていたのはすでにこのようにあるのが確認されたのでした。
>>日本エクスラン
>>政田民俗資料館
さてさて、地域を知らないとはこのこと。西大寺では「九蟠」(く・ばん)という地名が有名です。昔、篇の「虫」が無かったのは聞いたような気がします。現在でも「六番川水の公園」という使い方もあります。TAKAはてっきり「九」が最後かと思いこんでおりました。すると「十番の常夜灯」というのが、同資料館前の図にあるではありませんか。現地を大切にする。思い込みを戒める。まさにそのとおりであります。
>>六番川水の公園
※追記:エクスラン工場の土地はもともと河原(葦の原)であったようです。もともとあった土地、とはしにくいと考えられます。参考URL>>昭和29年の地図と比べたら(岡山市東区西大寺)