カメラマンと演者

お祭りなどイベントでの撮影は、一般的に主催者の判断によるもの、と考えられます。中世夢が原で備中神楽では動画撮影禁止でした。三原やっさまつりは、撮影者登録というなかなか割りきった方法を採用しています。
本日、ある一枚を削除してもらいたい旨、連の代表者からご連絡を頂戴し、ご希望の通りにしました。肖像権は本人のもので、ご連絡いただいたのが代理の方で、公開イベントでの撮影で、blog掲載については問題ないという考えもありそうだ、と、どうしたものかとちょっと考えましたが、肖像権トラブルは丁寧に真摯にという自分の考えに沿って対応。
連絡いただいたらすべて削除、ということでは、いずれ撮る自由が危うくなる、という予防線的な意識も働きます。撮ることとwebをふくめ公開することの間に、一定の距離があるのも事実です。撮った写真は公開できる、というのであれば横暴で無理解です。
お祭りの子ども写真など、撮ったら衣装に名前が縫いつけてあったというのもあり、そのままではUPできないな〜という例もありました。気を遣いながら、でも楽しく撮りたいと…。
なにせ、お祭りの人間模様、まことに美しいのです。
ケース・バイ・ケースですね。逆の立場で、理由もなくイヤと思うこともあるか、と考えれば、なんらかの意思表示があった時点で、肖像権を大切に考えて判断する、ということかな…と。