資本主義の「総本山」「盟主」の地、ニューヨークで若者がデモ

読売新聞 2011年10月2日20時37分 → NYデモ、若者ら700人逮捕…格差拡大に憤り
【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨーク市警は1日、交通要所のブルックリン橋を不法占拠したなどとして、デモに参加した若者ら700人以上を逮捕した。
デモは世界の金融の中心ウォール街の周辺で9月中旬から連日、1000人以上が参加している。格差拡大に対する憤まんが動機となっており、ウォール街に象徴される大企業や富裕層への敵対姿勢を鮮明にしている。 → 記事

アメリカ合衆国のニューヨーク、TAKAは行ったことありませんが、そこで若者が格差拡大に抗議するデモが起こっているそうです。
資本主義の総本山とも言うべきニューヨークのウォール街で、こういうことですから、病巣が大きなものであろうことを想像するに難くありません。何かが大きな曲がり角に、何か大きく動き出すのでは、というような感じを漠然ともっています。
運輸・通信・エネルギーという資本主義の動脈系統のなかで、社会運動が盛んだったベトナム戦争当時と格段に違うのは、インターネットと言う簡便な通信手段が爆発的に浸透し、市民がたやすく情報発信や交換を行うことができるようになったということを特徴の一つに挙げることができると思います。企業利益を生み出す「通信」、そのひとつである安価な「インターネット」が、「愚昧」な大衆に「賢い」覚醒や共有・共感の機会を提供してくれたと見ることもできそうです。
「透明性」「説明責任」ということが、社会通念となりつつあります。その意味では、大もうけ隠すことは許されず、その正当性を筋道立てて説明できなければならない時代に突入した、と見えなくもありません。さて…。