レターパック350のジレンマ 5

レターパック350に関係してネット上の情報をピックアップしました。
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レターパック350に関係した部分を以下に抜粋。

速達に準じたスピードで配達される。すなわち、原則として下り1号便と下り2号便で到着したものは速達2号便で配達し、下り3号便で到着したものは速達3号便で配達するため、普通郵便よりは早い。ただし最先便で配達されるとは限らないため、レターパック500エクスパックよりは遅い。要配物数が多いときは翌日配達回しにすることが支店によっては条件付きで認められており、この場合はレターパック500よりも配達日が1日遅れることになる。

上の文章は、いわゆる郵便用語で記述されていて、一般には理解しにくいものです。少し説明しましょう。

  • 「下り1号便」…大きな中継局から朝方到着する運送便で、その日配達することになる、言うなら「当日配達する郵便を積んだ最終運送便」とでも言えば良い存在です。郵便事業会社の支店間などを運送するのであり、配達する際の「配達便」とは異なります。
  • 「下り2号便」…大きな中継局から昼ころ到着する運送便。速達郵便物は、午後からの配達便に接続します。
  • 「下り3号便」…大きな中継局から午後あるいは夕方に到着する運送便。速達郵便物は、その日の最終配達便に接続します。
  • なお、曜日、郵便事業会社の体制などによって、間引き運行することもあります。
  • 「要配物数」…配達を必要・必須とされる郵便の通数。単位は、配達便ごと、配達日ごと、など郵便の性格などによってさまざまに使い分けられます。
  • 「支店」…郵政公社の分社化で、郵便局は4つになりました。この記事で書かれている「支店」が指すのは、郵便運送または郵便配達をうけもつ組織としての郵便事業会社の「支店」です。
  • 「最先便」…もっとも速くあて先住所に到達する配達便などのこと。「速達」は「最先便」で配達するのが原則。これは、速達郵便が速達配達(専用)便で配達されるとは限らないという意味にも通じます。ただし、以下の点が重要です。配達順路の関係で速達配達(専用)便だと結果的に遅くなると考えられる場合、普通郵便配達便、ゆうパック配達便、大口配達便、集荷便など他の配達・運送便などから、もっとも速く宛先に配達できる便を選び、その担当者に速達郵便などを託し、代わりに配達してもらう方法です。組織体制、職員の業務知識、職員間の連携プレーなど他の要素があるため、現実の速達配達が、理論的な「最先便」を選択しているかどうかは検証の必要もあります。普通郵便が早く着いて、その後速達が配られるなどの事象が継続的に起こっているときは、郵便事業会社に改善を求める際の根拠にもなります。

サービス開始当初から内部での取り扱い方法が全国の支店などに周知徹底されていなかったため、支店または職員によって取り扱いに差異がある現状がある。一例として、レターパック350は配達出発前に配達完了入力するのが正規取り扱いだが、支店によってはローカルルールにより「配達時に配達完了入力」としている場合もある。また、レターパック350は最先便での配達義務は無いのだが、最先便で配達しなければならないと誤解している職員も多い。

  • 「ローカルルール」…全国一律のサービスを標榜している郵便の配達事業ですが、現実はさまざまで、現地での暗黙を含む「習慣」「慣行」などがあります。全国的なルールも、局舎構造、住民要望、慣例、などさまざまな要素により「現実的」な対応、現場の知恵を活かした対処になっているところもあります。ローカルルールの全体像は不明。