お当屋の準備

祇園宮の集会所で「お当屋」(本番3月6日午前7時)の準備に行ってきました。今日は午前中で予定していた作業が終了。
主に、矢の準備で、矢羽根に見立てた紙を、割った篠竹に差し込み、弓の弦を当てる位置を切りこみ、割った竹を紐で締めるというものでした。このとき登場したのが「徳利掛け」(「徳利結び」とも)でした。



次は、2月6日午後5時半から、供物などの準備で集合、とのこと。
全体は神事のように見えます。しかし、おいでになるのは利性院で御寺さんです。以前は、窪八幡宮から神官が来られ、神仏両方で行事があったとも。利性院が来ることになったのは、普門院のご差配によるものとか。これもずいぶん前の話だそうです。窪八幡宮には、神官不在になっていたのが、吉備津神社から着任されたとのこと。祇園宮との接点がどうなるか、TAKAにはわかりません。
「中野」は、八幡さまが二手に分かれて氏子になっているともお聞きしました。一方は窪八幡宮、片方は西庄の八幡宮。中野地内の古くからある同じ姓でも、氏子となっている神社が異なることもあるそうです。地域の歴史と言うのは、聴いて見るまで分からないことばかり。これらのことも言い伝える人がいなくなると、もう事情のわかる人が…となりかねません。先日の準備の時に、祇園宮地内にある自然石「地神」についてお尋ねしましたが、五角柱との関係をふくめ存在を知っていても、来歴などをご存知の方はおられないようでした。残念。