佐渡の酒 北雪

先日、旨いものを探し当てることが上手な先輩方に連れられ、黒ひげというお店に行きました。「北雪」というおさけにやられてしまいました。佐渡のお酒だそうです。新潟県のお酒ですから、基本的にレベルは高いだろうと予想していたものの、有名な「越の寒梅」などと名前を並べて、どれがよろしいでしょうかと尋ねられ、知らないお酒「北雪」を注文。正解でした。
その後、別の県の季節限定のお酒もいただきましたが、先に飲んだ「北雪」がTAKAの好み。あえて言えば、順番が逆だったら、発見の連続だったかも、と一番に飲んだ「北雪」が変に恨めしく思えたのでした。
鰆の刺身、わずかに残った紅い身部分が、濁ってないのです。歯ごたえを期待してはいけないお魚なんでしょうけど、歯ごたえありました。ごちそうさま。


鰆の塩たたきをいただきました。塩が口の中で喧嘩を仕掛けてこないのでおたずねしたら、アンデスのもの、とのこと。旨いものをかぎつける先輩に感謝の一夜でした。
客の無理な注文に、しっかり、テキパキと、それでいてしなやかに対応してくれたオネエサマの存在もこのお店のポイントだと、先輩方のお話でした。TAKA、飲むと(N? 飲まないでも)けっこう無茶言うんです。どういう応対してくれるか楽しみなもので。それを知っている先輩方、やりとりのあと「なかなかいいじゃない、あのおねえさん」と。TAKA以上に厳しい先輩方から、そのように言われる接客の方はいつ以来か…さて。