「あたご」艦長の判断がすべて----「赤旗」注目の記事

共産党の機関紙「赤旗」に、海上自衛隊の元幹部が見解を寄せている記事に注目しました。
元幹部は「自動操舵を手動に切り替えるのは艦長の判断なしではできない」「当直士官は・・・進路転進の指示もあおいだはず。」「艦長は”進路維持”を命じたのではないか」と「赤旗」に語っています。艦長が艦橋にいなくても、漁船の存在などの情報は当然告げられるとして、原因は、見落としだけではなく、「艦長の判断がすべて」(=見出し)であるとの見方を示しています。
情報隠しの疑いがもたれている自衛隊は、早めに開示したほうが良いですね。漁船の側は30分前に軍艦の存在を確認しています。軍艦がそれより遅い「12分前」ということになると、優秀なはずの機器設備や隊員は、民間漁船のそれに劣るということになります。ということは、高い設備は必要なく、民間漁船がつけているものを流用すれば安全に航海できるという論理を成り立たせてしまいます。
「人」がなんらかの原因を作っていることは疑いありません。ぐっと踏み込んだ「赤旗」の記事が、より真実に迫っているのではないかとの印象をもちました。