中越沖地震の影響で自動車部品メーカの生産が止まり、その結果国内の多くの自動車メーカの生産ラインもストップしたことが報じられています。原因は、トヨタが開発した「カンバン方式」といわれる部材調達の方式によるものです。生産工場に必要な時にオンタイムで部品を納入してもらうシステムを採用し、部品在庫を減らし、倉庫代や管理コストを切り詰めるという方法のため、予定通り部品が納入されないと、本体の生産ラインも止まらざるを得ないということになります。
人間を機械のように使い、下請けを極限まで絞り上げるという前提にたってトヨタは空前の利益を上げています。今回のことが、どのように映るのか、立場によってもイロイロでしょうが、カンバン方式にたいする、自然からの警告とも見れないことはありません。
