原発立地自治体のおおい町。そこの議長が、原発再稼働をまとめるというような流れなんだろうけど、記者への応対をみると、本当にこれで…どうなんだぁ〜と思う状態かと。おおい町民の方、近隣自治体というか大飯原発に関係する自治体住民、どう思ったでしょう。なにやら、辞意を固めたということのようでもあります。動画では、「トイレに行っていた」と真実でないことを話す議長の姿がしっかり映っています。
12日の議会全員協議会では、11対1で再稼働を了承したとのことのようですが…。
おおい町議長、不適切発言で辞意 関西電力大飯原発MSN産経 2012.5.25 12:30 [west政治]
関西電力(大阪)の大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)再稼働を了承したおおい町議会の新谷欣也議長は25日開かれた全員協議会で、12日の全協後の記者会見で不適切な発言があり「けじめをつけたい」として辞意を表明した。再稼働については、安全性を検証している県原子力安全専門委員会の評価を踏まえた上で、時岡忍町長が全協で説明し判断する見通しで、町長の判断後に正式に辞任するとしている。
不適切な発言があったのは、再稼働の判断を審議中の12日の全協終了後の記者会見。全協の開会が15分遅れた理由について、新谷議長は実際は作業部会と議事進行を協議していて遅れたのに「おなかを下して、トイレに行っていた」などと発言。その模様がテレビで放映され町民から抗議が多数寄せられていた。
25日の全協で、新谷議長は「再稼働の問題が落ち着いたとき、けじめをつけたい」と議長を辞職する意思を示した。
大飯原発「再稼働に前向き」2町のみ 100キロ圏調査(中国新聞)
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)から半径30キロ圏の11市町と100キロ圏の9府県を対象に、共同通信が22日までに実施したアンケートで、再稼働に前向きな自治体は、原発が立地する福井県の高浜、美浜の2町にとどまった。野田佳彦首相は近く再稼働を最終判断する方針だが、政府の安全基準への不信感や安全規制組織の刷新の遅れなどから、再稼働の前提となる「地元の理解」が進んでいない現状が鮮明になった。ただ、大飯原発が立地するおおい町など5自治体が「まだ判断しかねる」を選択。福井県が「県議会などの意見を踏まえて総合的に判断する」と答えるなど、4自治体は明確な回答を避けた。計9自治体が態度を保留しており、こうした自治体の判断の行方が再稼働問題に影響しそうだ。
東京電力福島第1原発事故の被害が広範囲に及んだため、原発事故の防災対策の重点区域となる緊急防護措置区域(UPZ)30キロ圏だけでなく、兵庫県や三重県など100キロ圏の府県でも慎重な姿勢が目立った。
京都府舞鶴市は「再稼働すべきでない」と明確に反対。「福島の事故で得られた知見を反映した新たな安全基準を国がつくり、中立的な第三者機関が安全性を確認すべきだ」と指摘した。
滋賀県や京都府、兵庫県など8自治体は「安全面の恒久対策が実施されていない」(滋賀県)などとして「もう少し検討すべきだ」と回答。三重県も「新たな規制組織が発足していない上、福島事故の原因究明や検証が不十分」と訴えた。
再稼働を急ぐ政府に批判的な大阪市の橋下徹市長と連携する大阪府も「政治家ではなく、専門家が安全性を判断すべきだ」と注文を付けた。
一方、関電の高浜原発と美浜原発がある福井県の高浜町と美浜町は、同県やおおい町の同意などを前提に「すぐに再稼働すべきだ」と回答した。
大阪府と大阪市は、原発から100キロ圏の自治体と電力事業者の安全協定締結を求めていることから、100キロ圏の府県を調査対象にした。
[5/26]追記:おおい町議会の「議員紹介」を見たら、次のようなものでした。
議席番号 | 氏名 | 当選回数 | 所属党派 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
尾谷 和枝 |
1回 |
無所属 |
|
2 |
松宮 史知 |
1回 |
無所属 |
|
3 |
森口 精治 |
1回 |
無所属 |
|
4 |
猿橋 啓一 |
1回 |
無所属 |
|
5 |
浜上 雄一 |
1回 |
無所属 |
|
6 |
今川 直樹 |
1回 |
無所属 |
|
7 |
森内 正美 |
2回 |
無所属 |
|
8 |
古石 實 |
2回 |
無所属 |
|
9 |
小川 宗一 |
2回 |
無所属 |
副議長 |
10 |
中塚 寛 |
3回 |
無所属 |
|
11 |
新谷 欣也 |
3回 |
無所属 |
議長 |
12 |
松井 榮治 |
3回 |
無所属 |
|
13 |
中本 茂 |
4回 |
無所属 |
|
14 |
猿橋 巧 |
7回 |
|