そんな横暴な2:…「住民の民意は町内会が拾えばいい」(兼松・市連合町内会長)発言

「山陽」1日付、”議長「今月中に結論」会議所と連合町内会 共同で削減要望”の記事で一番気になったのが、”兼松会長も「住民の民意は(議員でなく)町内会が拾えばいい」と注文した”です。
多様性のある「民意」を、「町内会」が十分拾えるのか、という問題です。TAKAは西大寺に住んで40年。ここ数年、「電子町内会」と地元の町内会を通じて「町内会」の姿を見てきました。逆に現在の兼松会長の発言が「連合町内会」の「民意」と言えるのか、という疑問もわきます。多様な民意を「理解」できるのであれば、単純に「大幅削減」という一案にならないのではないかと思うのです。
さて、ふりかえって、岡山市連合町内会ホームページを見てみると、トピックスの項目は、2010年11月頃から更新されていないように見受けられます。

上の画像は、岡山市連合町内会HPのトピックス画面で、11時過ぎにとりこんだものです。
下の画像は、会報のリンクページで、11時半ころのものです。

自らがおこなっていることを、まず見つめよ、と言いたい気分です。連合町内会の「民意」を拾う作業はどのようなものであったのか、なかなかTAKAには見つけることが難しい気がします。言うなら、担保のない「住民の民意は町内会が拾えばいい」を額面通りうけとることは極めて難しい、とも思えるのです。
「組織」は、そのよってたつ組織原則にもとづいて、できることの限界もあろうと考えます。例えば、思想や信条を選別して雇用してはならないというのは、大原則。会社が社員などに、特定の政党や候補者の支持を強要してはならないということも自然と明らかになります。「連合町内会」は、岡山市のある居住地域の団体、という以上の存在ではあり得ません。そのよってたつ地域全体が「議員の大幅削減」ということでひとつの意見にまとまっていると考えたり、それを連合町内会が「民意」として「決定」することがどうなのかよく検討する必要があるのではないでしょうか。兼松会長発言の「山陽」1日付を見る限り、どうも、「民意」といいながら「民意」の所在やその性質、多様性を見失っているのではないかと、見えます。

議会が合理的に運営されることは、多くの住民が願うところだろうと想像します。それを求め、それぞれの議員や会派がどのような見解や態度であったのか、曇らない目で伝える、などの役割を果たすことができるのであれば、「連合町内会」の存在意味があるかとも考えることもできようかと…。
さて、今年度に入っての「要望書」などは、ネット上であればどこで見ることができるのか、少し検索などしてみなくては…。どなたかご存知の方がおいででしたら、コメントででもお知らせください。