旧小笠原書院(飯田市)

1月18日、旧小笠原書院(長野県飯田市伊豆木3942)に立ち寄らせていただきました。
旗本だそうです。普通「旗本」といえば江戸にあって、お上を守る役目かと思っていました。わずかですが、地方に配置し、街道ににらみを利かせる役目の旗本もあったそうで、そのひとつが、小笠原家とのこと。当然にして、お目見え(将軍に会える)の立場だったとのこと。この書院、高い位置に明かりとりのはめごろし障子があり、内部が明るいのが特徴です。使っている木材、その造作もなかなかみごとなものと拝見しました。

丁寧に内部をご説明いただいたのは、管理人・久保田さん。80代とのことですが、実によく通る声、飯田の方言もはいって熱心にご説明いただき、寒さを忘れるほどでした。

伊豆木小笠原家と旧小笠原書院
旧小笠原家書院
信濃 伊豆木陣屋(旧小笠原書院)
なお、山側にはモダンな「資料館」が建っていて、世界中から建築を見に来られるとも説明がありました。