お当屋の準備(祇園宮)

岡山市東区西大寺中野本町にある祇園宮で、「お当屋」の準備をお手伝いさせていただきました。
日程表によると、およそ次のような手順だそうです。

  • 1月27日、障子紙、水引、刷毛、糊など用具購入
  • 1月28日、女竹(≒篠竹)を砂川土手へ切りに行く
  • 1月30日、大甕のしめ縄作り、弓用女竹(7)、ご幣用女竹(3?)、大的(1)、小的(11)を用意する


↑大甕。昔は、お宮の田で米が採れたので、この甕でドブロクをつくり、担いで町内を回りふるまっていたとか。甕は少し痛んでいるようで、ずいぶん前からドクロクつくりはおこなっていないとも。甕の蓋は、藁で編んでありますが「作れる人はおるじゃろうか〜」と将来を心配する声も。
本日は、順調に進行し、30日の途中の作業まで済みました。

↑指し渡し50センチくらいの小的。11個作ります。6個は町内の各所にある小さな祠などに供えます(3月6日)。

↑大きな的。お祭り本番では、これを弓で射ぬきます。
昔は、窪八幡宮と利性院とおいでいただいていたとか。現在は、利性院が執り行っておられるそうです。

  • 2月5日、神事お供物購入
  • 2月6日、弓の奉書、水引作成(お寺さん=利性院)
  • 3月5日、男竹(≒普通の竹)4本調達し大的飾り用、結界作成。午後6時から神事
  • 3月6日、午前7時から神事本番、そのあと小的を町内6か所に配置

↓しめ縄もお手製です。

平日の日中ですから、町内行事準備とはいえ仕事をしている人はなかなか参加できません。TAKAが一番若かったかと…。ええ、ヒマしてますし、ええ…。
縄を綯えるかどうか、少しわらをいただいて帰りました。母親が元気になったら、習っておこうかと思います。考えてみたら、40年くらい前に稲刈用に縄をつくった覚えがあるのですが、それ以来です。
神仏混合の祭事のように見えます。祭り本番は3月6日(日)午前7時です。