天保12年の五角柱(岡山市北区御津)

天保12年(1841年)がはっきり読める五角柱石柱が、岡山市北区御津伊田にあります。

頂部は錐体、台座は自然石。体をおよそ東に向けると、天照太神を見るようになり、右が、少名彦命、左が、倉稲魂命(「魂」は篇でなく冠となっている異体字)。

この石柱のなかに「天保十二年」がはっきり読めます。台座に刻まれることが多い年号ですが、こちらのスタイルは初めてみました。五つの神様の刻みもその結果か、上部に寄せたようになっています。台座が自然石も比較的珍しい構成と思われます。


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