ウェブ進化論---日本共産党中央機関紙「しんぶん赤旗」の記事から 

しんぶん赤旗」5月7日付、第9面の読書欄に「ウェブ進化論」(梅田望夫著・ちくま新書)の書評が「金」氏の署名で掲載されていました。
書評は(ネット社会の現状が…盛り込まれて…)「興味深い」、(ネット世界は…危険もいっぱい…)「この限りでは、正論」とした上で、結論(≒タイトル)は「『危険』を吟味せず楽天主義でいいのか」でした。この記事を読んで「それはそうだな」と思う反面、「ロングテール」論など、どちらかといえば、中小企業や庶民を元気づける可能性のある部分に注目してないことに違和感をおぼえました。
力も無い庶民(≒ロングテール=長い尻尾)と政府・与党・大企業(≒恐竜の首)という図式を考えると、梅田氏の本は、庶民にとってかなり力になるなあ、というのがTAKAの率直な感想です。
日本共産党の立場からすると不完全な本ではあるかもしれないが、積極的に活用できる部分もあるのではと思っていた一冊だけに、「赤旗」の書評にはちょっとがっくりきたTAKAでした。