Tales by Japanese soldiers

Kazuo Tamayama and John Nunneley著 CASSELL、2000年発行 ISBN0-304-35978-5
第二次大戦でも悲惨なことが知られている、ビルマ戦線、インパール作戦などに従軍した兵士や看護兵が手記を寄せています。オリジナルは日本語と思います。
昨年9月、タイへ社員旅行で出かけた際、帰りの空港で求めました。700バーツでした。
それぞれの筆者が自身の経験を書き、それをおよそ時系列でまとめています。部隊が違えば同じ戦争でも見えていたものも違うということがわかります。現地の人たちがどうだったのかも、見えているものや状況によって違っているように感じました。
上から作る「大戦史」というようなものとちがう、現場に近い戦争の記録という印象を持ちました。
一月前に読み終わり、そのまま机の上にあったのですが、なぜがこの欄に紹介するまで区切りがつかない一冊だなあ、などと思いました。