WordからPDFをつくる

Wordファイルをメールで受信。昨日の続きです。拡張子がdocなので、Word2003までで作ったものです。TAKAが使っているのはWord2007ですから、メールからデスクトップへ移動し、Wordで開くと「互換」表示になります。
まずは、PDF作成の失敗例

  1. 互換をWord文書(2007以上の拡張子がdocx)として保存
  2. あらためてそのdocxを開いてみると、ページに普通に配置されていたテキストは、テキストボックスに入ったような、適宜なところで分割されていて、どうもいけません。
  3. それを、Acrobat8ProでPDFにすると、テキスト選択がうまくできません。当然、貼り付けも思ったようなことにならず、相性が悪いのか、あるテキストエディタに貼りつけたら文字化け…。あげくには、Acrobatの「しおり」機能を使おうと、PDF本文中のテキストを選択、しおり作成をしても選択テキストが反映されない、コピペもNGという状況でした。

う〜ん、レイアウトもいくつか乱れているようだし、この手順はNG、だな…とあきらめました。
成功例は、この記事折り畳みの中へ 
次は、まあ成功例、ということで

  1. Word互換表示で別名保存。別名のWordを開き直し、バージョン違いによるレイアウト崩れがないかチェックし、適宜修正
  2. Word互換モード(97-2003形式)で上書き保存
  3. Word2007からついているOfficeの自前のPDF保存機能を使い、名前を付けて保存 → PDFまたはXPS → PDFの標準で保存
  4. Word機能で作成したPDFをAcrobat8Proで開き、手作業で「しおり」作成。プロパティなど必要事項を書き加え、別名で保存

次は、今回試していませんが、ひとまずの理想形(TAKAがいつもやっているPDF作成の手順に近いです)

  1. Word2007(or Word2010、以下同じ)で以下の小項目を遵守しdocxの文書をつくり、保存
    • 表題、見出しなどはWord機能「スタイル」を使う
    • リボン(ファイル)→配布準備→プロパティ、で文書タイトル、作成者、キーワードなどを入力
  2. Wordから、ADOBE PDF で PDFファイルを作成・保存
    • この時点で、「しおり」は自動作成される(Wordのスタイル「見出し」の内容と構造などに依拠する)
    • この時点で、ファイル「概要」(Word機能「配布準備」に依拠する)は、ほぼできあがっている
  3. Acrobatで作成したPDFを開き、
    • ファイル「概要」で、キーワードをはじめ必要な書き加えやチェックを行う
    • 「開き方 」タブ→「表示」で、「しおりパネルとページ」を選択
    • [OK]をクリックし、英数半角文字のファイル名で保存

これだと、手間があまりかかりませぬ。しかし、Wordで「スタイル」を使う人はなかなか多くないようで、見た目の文字の大きさや太さ、色で「見出し」というよなことになっており、PDF作成などの時、ちょっと損をすることになるのであります…。
以上、終了でありました〜。