雨漏りの原因

先日の台風12号などで天井裏まで雨漏りしたので、瓦屋さんにおいでいただき、原因特定と修理のご相談に乗っていただきました。
10年以上前に行った、手塗りの塗装が、上下の瓦の排水をブロックし、あふれた水が釘打ちしたところなどを伝って漏れた、というようなことでした。
本日朝、屋根に上り、状況を確認しました。

確かに、瓦の凹部、上下の間がありません。瓦の裏側に何センチか雨水が入り込むのは、構造上当然の仕組みのようです。しかし、瓦の重なる凹部が普段は空いているので、自然に流れ落ち、雨漏りの原因にならない、というのもよくわかりました。
昔ながらの智恵と言うか、水の通り道を塞がなければ何事もなかった、ということになりそうです。ところが、TAKAの家の瓦はセメント瓦のため、先に書いた通り築後20年近くのころ、塗装したのです。
その時、事前に、屋根にあがり瓦を点検したら、露出している凹部にも苔がいっぱいありました。業者さんに塗装してもらう前に多少でもと思い、数日間屋根にあがり、電動のブラシをつかって、しっかりコケやゴミをとりました。すると、あばた状態の瓦になりました。業者さんが来て、作業開始。瓦の間に残った苔がすごくたくさんあったのを記憶しています。やはりプロです。TAKAが気づかないところもしっかりゴミをとってくださいました。そして、手塗りで塗装。
これが前回の顛末です。
今回は、どのような対策にするか、まだ何十年も住めるよう瓦屋さんにプランを練っていただくことに…。