CSS余話:インターネットの核心は何だ?

これまでホームページに最も大切なことを「コンテンツ第一」と言ってきました。これは現在まで変更の必要を感じていません。「装飾」「デザイン」以上に「文書」そのものという意味でこれを使ってきました。しかし、もう少し的を射るように表現できるのではないかとも思っていました。
1週間ほど前、<a href=&rdquohttp://x.com/”>arekore</a>というようなリンクをお話ししながらHTMLファイルの特徴をお伝えしていた時、「あ〜これが核心だ」と。
自分の中では「降りてきた」というような雰囲気でした。
「コンテンツ第一」というなら別に本でも良いはずです。事実、図書館は有力な整理された「知」の倉庫です。それと区別するほどのインターネットの価値は何か、と考えていたのがここ数年のTAKAでありました。答えが、「リンク」です。
1冊の本であれば、それに収載しきれない情報は、巻末注とか出典などという形で、読者のストレスを緩和し、より広い世界を提示します。それに当たるのが、インターネットだと「リンク」です。
図書館内を移動して出典となった書籍を探す、という作業がインターネットであれば「リンク」で実現できるのです。「知」は膨大です。自身が説明できないことは、先人が残した「知」の財産に依拠するほかありません。そして、その出所を提示することが、「コンテンツ」そのものの価値を裏付けるものになっているのではないかと思えるのでした。
あえて言えば、自分の言葉(=文書)で語りつくしたと思わず、関係資料をリンク表示し、評価を閲覧者に委ねるというような姿勢が求められているのではないかとも。
そして、「知」は膨大で、人それぞれが求める「知」も異なる、という状況を認める、柔軟な姿勢を反映したようなホームページが求められているのではないかと思うのでした。
結果、やはり、「文書と構造」に注力したHTML、「装飾」を実現するCSSという分担は、かなり合理的だと、技術的に思うのでありました。チャン・チャン!