CSS余話:HTMLとXHTMLとXMLをおさらい

CSS講習会が、いろんな経過でHTMLに重きを置くことになりました。そのHTMLの軸をどこにおくかでおさらいの自学自習をしました。
XMLを利用する場面はありませんが、XML形式として整っているかどうかという問題意識は、情報発信側としては重要です。それをHTMLでも実現しよう(≒XHTML的)と実際の作業に活かすことは、自然な流れです。「整形式」構造となっているかどうかが要です。それは、「HTMLだからルーズでも」とか「XHTMLだから真剣に」という程度の問題ではなく、いずれでも求められているのではないか、というのがTAKAの思いです。事実、どちらで書こうとも、相互に相当の融通性をもっています。HTML4.0をXMLで再定義してできあがったのがXHTML1.0であることを考えれば、「選択」ではなく「整形式」であれば融通できる可能性が高いと考えることもできます。
5年ばかり前、勉強し始めのときは、「どちらが良い」「どうすれば合致する」という思いが強かったのを思い出します。現在になってみれば、それは、どちらでも、どうにでもできる技量と経験があってこそ発問できることではないかと思い至るのでした。装飾を取り払った情報構造の「機能美」とでもいうものの理解に沿ってこそ初めて考えることができるのだとも…。
便利なオーサリング・ソフトで指定すれば、HTMLのどのバージョンでも、XHTMLの難しいバージョンでも、いずれも「原則」書きあげることは可能です。しかし、書式の制限を知り、代替手段を知らずしては、いかにも挑戦する山がおおきそうに見えるのではないかと、5年前の自分と現在を重ね合わせて、思えるおさらい学習なのでした。