旧新村渡し(岡山市東区西大寺)

かつて、吉井川下流の東西対岸を結ぶいくつかの渡船場があったようです。

今から10年ほど前に発行された「吉井川下流ルートマップ」(岡山市都市整備局・1999年)によると、河口から西大寺大橋までの間に、「幸西渡し」「乙子渡し」「新村渡し」の3渡船が紹介されています。このうち「幸西渡し」「乙子渡し」は中野九蟠バス線のバス停(当時)にその名が残っているとの旨紹介されています。
「新村渡し」は同マップで常夜灯のこととともに紹介されています。
牛窓往来の渡しとして知られている。金岡の常夜灯付近から対岸(新村)へ運行されていました。(西大寺ふるさと再発見調査報告書’ふるさとの伝言’より)」と同マップで紹介しています。

↑北方向(上流)から常夜灯を見た状態です。画面左が吉井川。
↓常夜灯のそばには、石段があり、もっと下に降りるようになっていたのがわかります。

一枚目の写真の右前方に向かう道路が、旧土手筋で、その昔バスも通っていたとのこと。この道は宝琳寺前を通り、お大師様を祀った堂を右に見て南下します。

より大きな地図で 九蟠への道 を表示

車が見える左の道を行くと九蟠への道で、エクスラン敷地北で一旦途切れます。
向かってお堂の右の道を行くと、西大寺金岡郵便局方向で、宮道(沖田神社への道)となります。
お堂そばの石柱には「当国八十八ケ所 第六十八番」との彫りがありました。