衣食足りて礼節を知る

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本日の妄語:医師能く足りて冷静を知る
妄語関連語彙:衣食足りて礼節を知る
妄語解説:「衣食足りて礼節を知る」はよく知られたことわざの一つです。食べるものや着るものに困るような状態では礼儀や節度などと言っておられない、したがって、衣食が足りるようにすることは為政者が国情を安定させようと思ったらとっても大切なことだ、というような意味です。
さて、「医師能(ヨ)く足りて冷静を知る」ですが、新型インフルエンザの世界的大流行がいよいよ近づいてきていると考えられるこの時期に、医療行政の問題点や国民の心理を表す言葉になっています(自画自賛≒世間では「妄信」という)。医師は、促成栽培して育つような「作物」ではありません。医師の確保は、国民の保険保健をどうするのか、予防医療などもふくめた総合的な医療政策の要のひとつと言わなければなりません。財布の中身を気にし、重症化しないと受診しない(orできない)現実は、治癒率の低下を招いているとも言われます。国民の健康を守る立場、総医療費の抑制の立場、どちらからしても予防医療の重要性が改めて注目されなければなりません。それを実現する医療環境整備、医療保険充実、医師・看護師の確保などは、差し迫った流感の脅威だけでなく、総合的な視点からしても大切と考えられます。