船乗りとして情けない=「あたご」が漁船を真っ二つにした事件

これも、湯郷の露天風呂での話です。初めてあった人です。高等専門学校を出て外国航路に約15年乗船し航海士などをやっていた、とのことです。
「夜の航海士には艦長が指示を出しているはず」「12分前ならまだ間に合っただろうに、衝突回避の運転や注意を促す汽笛やサーチライトを使ってないのでは」「2分前まで何もしないというのは考えられない、情けない」「漁船団を見つけたら操業中などで複雑な動きをすることも前提に早めの回避を考える」「あの海域を通過するなら、注意を払うのが常識」「交代時期に重なる要注意の船がいるときは、前任が指揮を引き続き行い、クリアしてから交代するはず」など、原則を知る人の話はかなり手厳しいものでした。総じて、自衛艦とその指揮系統や判断は話にならないということでした。