パーキンソン病

国の審議会が難病の治療補助を一部やめる方向を結論としたもようだ。パーキンソン病もその対象で、5段階のうち、現在第3段階からの補助が、対象者が増えたので第4段階からにするということらしい。いわゆる「アシキリ」の水準を上げたのだ。つまり、予算の枠で難病者の助け具合を変える、というのだ。単純な理屈としてはフーンとなりそうだが、そうはいかない。
命の沙汰も金次第。3段階の補助が無くなれば、早くより重度の第4段階になれ、とでもいわんばかりの方向だと思うのはTAKAだけだろうか。
難病に限らず、病気などには、早期発見・早期治療と予防措置が大切で、そのうちの早期治療を値切る国の言い分がまかり通ろうということだから、我慢ならない。米軍移転費用や海外派兵、大企業減税には大盤振る舞いの政府だが、国民の命にはどうも、当たり前にも到達しない水準のようだ。
より弱い立場の人が守られなければ、いずれ次の人、そしてまた…さらには「自分は関係ない」と思っていた人のところへも、容赦なく、冷たい政治の現実が襲い掛かってくる時代になるだろう。これはなんとしても阻止したいことだ。