日本一の工事

2台の移動式クレーンのうち右側の茶色いのが主たる役割を果たすクレーンです。左の黄色のアームのクレーンは相吊りの相手です。

児島湾に面した百間川河口でおこなわれている作業です。円形のものは向かって右のコンクリート壁に埋め込まれ左のコンクリとの間に設置される水門の回転軸受けになるものです。円形のものは直径が9メートル、重さが90トン近くで、水門の横幅と高さは日本一になるそうです。
上からつり下げるゲート式よりもコストが安く、地盤の弱い現地の状態を勘案し上部に重たい物を載せないこの方式が採用されたそうです。韓国からも見学があった、との説明もありました。1日1個据え付けるというテンポだそうで、あと3個ありましたから、来週初めまで見ることができそうです。確か平日のみの作業とも。
円形の物体は、水平に置かれていて、それを相吊りのクレーンとともに一定の高さまで持ち上げ、そのあと、写真のような状態にし、あとはクレーンが首を振って据え付ける、という手順です。しかし、近くまでは速いスピードですが、軸受にキッチリはめ込む作業が長くかかるみたいです。3次元の位置合わせが必要なため、微妙な作業が続くみたいです。それで一日一個のスピードになったかも。